かっこいいファッションの豆知識

つけまつげについての情報をサイトやブログ、掲示板を使って集め、つけまつげと舞台の関係を調べても面白いかもしれません。
最近ではそうでもないようなのですが、日本人女優が海外を舞台にした演劇を行うときも舞台では派手なつけまつげをつけていました。
舞台に上がるときはかなり派手で濃厚なメイクを施す場合が多いですから、目元をしっかりとさせるため、つけまつげは不可欠だったのかもしれません。
舞台に出るときは女優もバレリーナも架空の人物になりきらなければなりませんから、その人物になるためのパスポートがつけまつげなのかもしれません。

つけまつげといえば、すでに故人となられた歌手淡谷のり子さんが、舞台に立つために物不足の中で自分の髪でつけまつげを作ったという伝説があります。
それだけ舞台に上る人物はつけまつげによって、華やかな美しい存在にならなければならなかったのです。
舞台では女優はどんな役柄であっても華がなければなりませんから、そこでつけまつげは活躍したのでしょう。
現在の舞台でも華やかな宝塚歌劇団などでは、伝統的に分厚く派手なつけまつげを男役でもつけているようです。
ある人が宝塚歌劇団の舞台を「現実の人間が行っている少女マンガ」といいましたが、たしかに少女マンガの人物もつけまつげをしているような目で描かれています。
舞台で使うのも、普段のメイクで使うのも、同じはずなのに、その存在感によってはかわっていくのがつけまつげなのです。
まさに舞台で逆につけまつげをつけなかったとしたのであれば、違和感を持ってしまい、その舞台の世界に入り込めないかもしれません。

つけまつげをつけて舞台に立つことは、自分が異空間の人間になったことを表す記号かもしれません。
過剰で美しいつけまつげをつけている他の人物と言えば、ゲイバーのショーパブのダンサーもそうですね。
実際に舞台で使う、つけまつげを普段のメイクでつけてしまったなら、非常におかしな顔になってしまいますが、舞台の上では自然です。