どこにでもいそうで、もしかすると自分かもしれないと思わせる人物が夢をかなえるゾウの主人公です。
夢をかなえるゾウの登場人物は、その「ガネーシャ」と名乗るおかしな人物(生きもの?)以外は、みんなどこにでもいそうな人物です。
そんな人物の中でもっとも身近にそうで、しかも自分もそうかもしれない人物を主人公においたのが夢をかなえるゾウです。
夢をかなえるゾウでくりひろげられる物語は、ありきたりなようでいて、実はつい諦めてしまう、そんな夢を実現するための戦いにも似た物語です。
成功するためというか、夢をかなえるためには、自分自身の努力も必要だと夢をかなえるゾウは教えてくれます。
主人公を導いていくまさしく「
夢をかなえるゾウ」である、おかしな人物は課題を出すけれども主人公をまったくといっていいいほどフォローしません。
主人公にとって、この「
夢をかなえるゾウ」はとても困ったものでしかないのですが、次第に自分が「ダメ人間」から脱出していく手伝いをしていることに気が付きます。
好き放題に煙草をすい、関西弁をしゃべり、言いたい放題の「夢をかなえるゾウ」は本当に神様なのか、と思っていくのです。
夢をかなえるゾウはファンタジックな世界を見せてくれながら、ちょいちょいと現実の厳しさを見せます。
夢はあるけれども、実現のために努力をしない「ダメ人間」である主人公は、夢をかなえるゾウの物語の中で悪戦苦闘します。
夢をかなえるゾウでは夢はかなうものではなく、夢は自分の力でかなえていくものとして描かれています。
夢をかなえるゾウについての情報をサイトやブログ、掲示板を使って集め、
夢をかなえるゾウの正体を探してみましょう。
夢物語のようなストーリーである夢をかなえるゾウには、つい毎日のことで忘れがちなことを思い出させてくれる現実的な部分もあります。
ユニークな夢を実現するための指南をあれこれしてくれる神様(らしい)とダメ主人公の関係だけでも楽しめるのが夢をかなえるゾウです。