この君空も恋空と同様に感動をよんでいるようです。
恋空に続き同じ作者から出された君空。
二人は恋空の中でヒロが闘病生活をしている間ほぼ毎日会っていたようです。
では、恋空と名前のよく似た君空を知っていますか?
恋空は知っていても君空を知らない人はもしかしたらいるかもしれませんね。
恋空と違って、君空は主人公の美嘉の視点ではなく、恋人のヒロの視点から書か
れています。
恋空の中ではあまりでてこないヒロの心の中での葛藤などが表現されているよう
です。
ヒロはその時こんな風に思って話していたのだとかこういう決定を下したんだという
ようにです。
しかし、恋空の中での主人公の美嘉と恋人のヒロの関係を見ているとわかりま
す。
これは
恋空のサイドストーリーとして、恋空の中の主人公の恋人の側からの
視点で書かれているようです。
恋空の中で病に苦しむヒロは外出もできず、美嘉が毎日病院に通っていたのです
から、二人が一緒にいなかったとき、病気が発覚したときに自分がどう感じたかなど
話していたことでしょう。
その中からきっと主人公でもあり、恋空の著者でもある美嘉さんだからこそ君空
がかけたのではないでしょうか。
恋空は基本的に主人公の美嘉の恋とそれに伴う心の変化や周りの変化を中心に話
が展開していくように思います。
強がってみたり、実はとても弱かったり、恋空以上に人間の内面がよく描かれて
いるかもしれませんね。
恋空を読むのなら、君空もセットで読むことをお勧めしますね。
恋空での一つの場面の裏には、君空の中で書かれているヒロの気持ちがあるので
す。
人によっては恋空はよかったけれど、君空は創作のような気がして恋空本来
の実体験に基づくというのが薄れてきているという人もいるようです。
恋空を読んでも切なく心がキュンとしてしまいますが、君空を読むとさらに切な
い気持になるようです。