ウエンツ瑛士は4歳のモデルデビューから知る人ぞ知る天使のような美少年と有名でしたが、全国区になったのはNHKの天才てれびくん出演からのようです。
むしろ司会者のお笑い芸人たちとの対比でウエンツ瑛士が浮き立ったのだと考え、人気におぼれることはなかったようです。
小学生でありながら、ウエンツ瑛士には出待ちのファンが押し寄せていたほどでしたが、その人気を意外とクールにとらえていたようです。
そうした醒めた一面というか、冷静に自分の置かれている状況を幼くして分析できたウエンツ瑛士は頭の良さを失わなかった子役ともいえます。
天才てれびくんでのウエンツ瑛士は10歳から14歳までの5年間、歴代の司会者であるお笑い芸人と接する機会がありました。
ウエンツ瑛士にとって天才てれびくんはキャリアの中で欠かすことのできない存在ではありますが、ある意味では自分の限界も感じ取ったのかもしれません。
しかしながらこの天才てれびくんという番組がなければ、今のウエンツ瑛士の際立った存在感とユニークな発言はなかったでしょう。
無意識に天才てれびくんで共演してきたお笑い芸人の話術を幼かったウエンツ瑛士は学び、吸収していったのではないでしょうか。
また天才てれびくんでの
ウエンツ瑛士はあくまで二枚目を通していましたが、「何か違う」という違和感を持っていたのかもしれません。
ところがウエンツ瑛士にはその人気も自分の実力からではないと幼くして悟っていて、驕りたかぶることがなかったようです。
この天才てれびくんという番組に出演したことは、ウエンツ瑛士にとってはプラスにもなり、自分を見つめ直すきっかけになったようです。
そこで5年間出演した天才てれびくん、天才てれびくんワイドの出演が終了してから、引退を決めたのは芸能界に居場所を見いだせなくなったようなのがウエンツ瑛士です。
ウエンツ瑛士にとって、天才てれびくんの一連の番組は人気に火をつけ、名前を知らしめたものでした。
人格の土台が出来上がる少年期から思春期にかけて天才てれびくんの中で過ごし、人気を博しながら引退を決め、普通の生活に戻り、リセットしたのがウエンツ瑛士です。