オリエンタルラジオの中田は留年をしていますが、慶應義塾大学経済学部をきちんと卒業していますし、藤森も明治大学政治経済学部を卒業しています。
学歴やテスト結果だけでインテリというのではなく、計算された笑いを作ることができることがインテリ芸人と言わせるオリエンタルラジオなのです。
それはぎりぎりの線まで計算して、オリエンタルラジオは漫才やコントのネタを作っているからでしょう。
自分自身を自虐的なネタにすることも多いオリエンタルラジオですが、逆にそれが異常なテンションを生み出しているのです。
オリエンタルラジオ自身は、あまり自分たちをインテリ芸人とは考えていないようなのですが、計算されつくしたネタはまさしくインテリ芸人と言えるでしょう。
そして逆に明るい性格の藤森がそのネタをうまく中和しているともいえるのが
オリエンタルラジオの笑いの世界なのです。
そして暗い性格だからこそ、シュールでブラックユーモアに満ちた、オリエンタルラジオの笑いが生まれてくるのでしょう。
オリエンタルラジオの中田は、実はかなり暗い性格で学生時代はかなりのガリ勉だったということをネタにしていますが、それが逆によかったのかもしれません。
中田の暗さと藤森の明るさであの
オリエンタルラジオの世界が完了し、計算も行うことができるのです。
インテリ芸人として認識されているのは、現在のところクイズ番組などですが、実はそのインテリジェンスが生かされているのはネタであるのがオリエンタルラジオです。
オリエンタルラジオの笑いは、驚くほどブラックユーモアと毒に満ちていますが、暗さはありません。
インテリ向きのネタを作るのは簡単で、逆に難しいのは誰でも笑えるネタですから、それを作り上げられるからこそ、インテリ芸人といえるのがオリエンタルラジオです。
そしてオリエンタルラジオの作り上げるネタは、決してインテリでなければ笑えないものではないことが、インテリ芸人といえる所以なのです。
実際に、デビュー前のオリエンタルラジオは、NSCに入学する前から、いくつもネタを作っていたようです。