夢をかなえるゾウで小栗旬の新たな一面を見せたのは、自分がダメ男と自覚して神頼みしてしまうシーンでしょうか。
この夢をかなえるゾウに主演したことで、ただの二枚目俳優だった小栗旬は意外と引き出しが多い俳優だと証明したのも事実です。
小栗旬の世代には見事な若手の演技派俳優がそろっていますから、焦りもあったでしょうが、夢をかなえるゾウで追いついた感じがあります。
夢をかなえるゾウは俳優としての小栗旬を、ただのイケメン俳優ではなく、演技派の俳優として見せたドラマでもあります。
深みのあるコメディドラマにするなら夢をかなえるゾウの主人公にいかにもダメ男が似合いそうな俳優を選んでも良かったのかもしれません。
小栗旬は
夢をかなえるゾウの主人公を演じることによって、演技の幅をかなり広げていったようです。
夢をかなえるゾウについての情報をサイトやブログ、掲示板を使って集め、小栗旬が夢をかなえるゾウで演じた主人公の評価を確認してもいいでしょう。
しかしながらもっと面白い面を引き出したのはガネーシャに振り回される役どころで小栗旬は三枚目もできることを証明して見せたのが
夢をかなえるゾウです。
そして実際に演じ切ったときに、小栗旬という俳優が見事に奮闘するダメ男から成功者まで演じられることを見せたのが夢をかなえるゾウです。
夢をかなえるゾウは、ひとりのダメ男が成長し、成功者になるまでの物語でありますが、ドラマをみると小栗旬の成長の物語でもあるようです。
そんな役を二枚目で通している小栗旬ができるのかという不安もありましたが、夢をかなえるゾウで彼は見事に演じ切ったのです。
また小栗旬自身、夢をかなえるゾウの主人公を演じることは、かなりの冒険であったかもしれません。
しかしあえて二枚目の役が多い小栗旬を、夢をかなえるゾウの主人公に抜擢したスタッフは慧眼の持ち主かもしれません。
小栗旬はこれからさまざまな役柄を演じていくでしょうが、その出発点になったかもしれないのが夢をかなえるゾウです。