健康というライフワーク

円錐角膜の発症とその後の経過は、人によって様々なので、急に悪くなる場合も
あれば、症状が緩やかに進む患者さんもいるようです。
中高生の頃に発症することが多いので、学校の視力検査で円錐角膜の疑いを指摘
される事もあるようです。
人種によって、円錐角膜の発症しやすい人種というのはなく、どの人種も等しく
円錐角膜を発症する可能性があります。
円錐角膜に関する研究は、長年行われていて、治療法も色々と考えだされている
病気です。
しかし、どのようにして円錐角膜は発症するのかというのが分からない点が、難
点でもあります。
発症理由が判明すれば、円錐角膜を予防することができるかもしれません。
今の段階では、円錐角膜を予防することは難しいといわざるを得ません。
様々なデータや研究を元にしていますが、遺伝による円錐角膜の発症についても
明確な事は分かっていないようです。
学校で行われる健康診断では、詳しい検査まではしないので、円錐角膜のある場
合には、眼科医の受診が必要となります。
中学生や高校生の思春期には、親との関係がギクシャクしたりしがちで、親と全く会
話をしないため、円錐角膜の症状に気付かない事もあるかもしれません。
但し、目が見えにくくなるなどという症状があれば、不便を感じて、訴える事になる
でしょうから、病院を受診したところ、円錐角膜と診断される子供もいるでしょ
う。

円錐角膜の発症に気付かないで、放置しておくと、治療に時間がかかったり、重
篤な状態になるケースもあるようです。円錐角膜は目の病気としては、珍しい病気ではないようです。
チェックシート方式になっており、当てはまるものをチェックしていくと、円錐角
膜の疑い率が分かるようになっているサイトもあるかもしれません。