犬ダニとは、犬や猫に付くマ
ダニのことです。
犬ダニと呼ばれるマダニは、野原や山、草むらなど、草木の茂る場所にはどこに
でも生息しており、卵から幼ダニ、若
ダニ、成
ダニと成長します。
いったん犬ダニが血を吸い始めると何日も吸い続け、身体が30倍にもなる場合が
あるとか。
犬
ダニに血を吸われると非常に痒いようで、その上命にかかわる病原虫や病原菌
に侵されてしまうこともあります。
血を吸った犬ダニは草むらへ帰り、そこで産卵します。
犬
ダニの治療薬はありますが、ある有効な薬剤が公害で生産中止になってしまっ
たので、現在各病院ではではストックと他の治療薬を用いて犬ダニの治療にあ
たっています。
犬や猫が草むらを通ると、その毛に付き、犬
ダニはどんどん奥へと潜っていくの
です。
家の中で犬ダニが産卵するケースもあります。
犬ダニによる「バベシア」の感染で、ひどくなると立ち上がることもできず衰弱
死してしまう恐れもあります。
犬ダニが怖いのは、マダニの胃に寄生する「バベシア」という原虫が、血を吸っ
ている最中に犬の体内入り込み、血管内に侵入することです。
犬ダニによるひどいアレルギー性皮膚炎にもなる場合もあります。
犬
ダニの予防法としては、春〜夏には首筋に殺虫剤を垂らしたりして予防するの
がいいでしょう。
犬ダニを取るために入浴する場合は、シャンプーした後指先でジワジワともんで
洗ってあげましょう、
手のひらで撫でるだけでは犬
ダニの症状は見つかりません。
小さなかさぶたやイボのようなものがあったら、犬
ダニかどうかよく見てみてく
ださい。
犬
ダニが体内で増殖しながら赤血球に取り付いていく「バベシア」は、犬を貧血
にさせてしまうのです。
大切なのは犬ダニの頭を残さず駆除すること。
無理にはがすと犬
ダニの頭だけが残ってしまい、化膿の原因になります。
犬
ダニをアルコールや線香などで弱らせてからゆっくりはがすようにしましょ
う。