登山靴と、一口に言うとしても、その性能や特性には様々な違いがあると思われます。
登山靴といえば、頑丈さを売りにしているのが特徴で、かなりの重量があるのが当たり前でしたし、今もそのイメージはあります。
しかし、近年では、靴そのものの重量による体への負担を考慮してか、どんどん軽量化された、いわゆる軽登山靴というものが、市場で主流となっているようです。
登山靴の主流が、このように変化していったのは、単に登山家の好みの変化だけとはいえず、いくつかの要因が重なったためではないだろうかと、そう考えることが可能でしょう。
その前に、まず登山靴が今まで重かったのはどうしてなのか、考える必要があると思います。
いままでのそれに変わって、軽
登山靴は、どうして支持されるようになったのでしょうか。
しかし、重い荷物を背負った状態では、重心の問題で、
登山靴自体に重量があったほうが、むしろ歩みを進めることができる、つまりは歩きやすいという側面がありました。
今まで、登山靴において、足首が固定されないローカットのものは、足首への負担がかかるとして、あまり認められていませんでした。
登山靴以外の、例えば運動靴なら、軽いことはとても重視されてきましたし、登山靴においても、元からある程度、軽いもので良かったのではないか、と。
実は、
登山靴が重かったのにはそれなりの理由が、しっかりと存在していたと、そういうことが出来るのです。
重量のかさむ登山用品も軽量化されて、あまり重い荷物を背負う必要がなくなってきていること。
また、登山靴自体が、化学繊維の品質が大きく向上してきたことで、軽量化しても耐久性を保つことが可能になった、ということも挙げられるでしょうね。
いずれにしても、
登山靴は変化しつつあるのです。