ダニは比較的小さなものが多くて1mmを超えないものが大部分ですが、大きい
ダニでも1cm程度です。
ダニは実に多様な生活をするものが含まれ、生活環境の範囲でいえば、ダニ
だけで昆虫網全体に匹敵するほどになってしまいます。
ダニは人体に影響するものとしないものがあるのですね。
顔面の汗腺にはニキビ
ダニが生息していたりしますが、これはあまり人体に影響を与
えない
ダニです。
ダニの中でも農業害虫としてのハ
ダニの仲間は、植物の上で組織を破壊して栄養
を吸い取るダニです。
フシ
ダニというダニは、ウジムシ型の
ダニが虫こぶを作り植物に寄生しま
す。
ダニは自然発生的にどこからともなくやってくるので、部屋が不潔だからダニが
いるというわけでもなさそうです。
また、マダニというダニは、大きいものは1cm程度になり、長期にわたって血を
吸い続け、体が数倍に膨らむことがあります。
このダニは埃の中の栄養を食べて生活しているので、特に何か悪さをするわけで
はありませんが、アレルギーの原因になる場合もあります。
ダニは直接人間を攻撃したり、農業害虫、小麦粉などに付着するもの、糞などが
アレルゲンとなって人体に影響するダニなど幅広い種類があります。
それ以外の
ダニは野外で生息するものが多く、昆虫や小動物を食べる肉食のダ
ニ、落ち葉や土壌や菌類を食べる
ダニなど多種多様です。
台所や倉庫で注意しなければならない
ダニは、コナダニの仲間が小麦粉や砂糖を
餌にして大繁殖することです。
こういった
ダニを家
ダニといい、イエ
ダニと混同しないよう注意が必要です。
もちろん家を不潔にしていたら
ダニの格好の餌場になってしまいますが。
「日本ダニ学会」というものがあって、
ダニはどういうものかを調査し、ダニ学
のあらゆる内容の進歩をはかることを目的としています。