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家ダニとは家屋内で一生を過ごすダニのことです。
この家ダニは刺されてから5〜48時間後に反応が現れます。
家ダニは人の赤やフケが好物で、食品にもつきます。
ビル内に生息する家ダニが服について自宅まで持ち帰ってしまうケースもありま
す。
家ダニを駆除するには、餌になる他のダニを増やさないように掃除を徹底するこ
とと、室温、湿度の管理をすることです。
相対湿度60％以下にすることと、餌になる人の食べこぼしやフケなどはこまめに掃除
することが家ダニ対策に必要です。
家ダニは吸血はしませんが、人の体液を吸うようです。
この家ダニは特に新築後5年以内の住居の畳やウールじゅうたんに生息してお
り、5年を超えた住居でも、場合によっては翌年の夏に被害が発生することがありま
す。
家ダニであるツメダニの好物は、コナダニ、チリダニなどのほかのダニ類や、
チャタテムシ等で、それらのエサがなくなると共食いし、その後人を襲ったりしま
す。
高温多湿に強く、温度が22〜28℃、湿度が60〜85％の時に家ダニは活発になりま
す。
ツメダニは一般的な殺虫剤ではなかなか死にません。
チリダニは死ぬとアレルギー等の害になりますので、夏場に家ダニが増える前に
対策が必要です。

イエダニという家ダニもいます。
この家ダニネズミに寄生して吸血しますが、人にも吸血します。
最近では新建材の開発などで防ダニされている家屋が多いですが、都心のビル内に巣
を作り排水管や排水溝を通って住居に侵入して家ダニをばらまくネズミが増えて
います。
ダニの繁殖は春から夏にかけてですが、ネズミの生息は冬季にも多いので、家ダ
ニの被害は1年中続きます。
家ダニを根本から除去するには専門の業者にネズミ駆除を頼まなければなりませ
んが、普通の家ダニなら市販のゴキブリ用殺虫剤で死滅させることができ、散布
するときは、床面だけでなく壁やその隙間にもまく必要があります。
家ダニは体長1mm程度なので、どこからでも侵入してきます。
家ダニの80〜90％を占めるチリダニは噛んだりしませんが、その死骸や脱皮殻、
糞などがさまざまなアレルゲンとされています。