雑学「そんなん知らんかった」

合成界面活性剤というのは、大豆や卵などの天然成分ではなく、石油から抽出された活性剤のことをいいます。
おそらく、不安に思いながらも合成界面活性剤は合法的に使われているから大丈夫だといって使っている人もいるのではないかと思います。
界面活性剤は強ければ強いほどいい製品ができるそうです。
食器用洗剤に強力な界面活性剤を使えば、ぎとぎとの油汚れもしっかり落ちる食器用洗剤が作れます。

一般に売られている製品には、たいてい合成界面活性剤が使われています。
界面活性剤は色々な製品をより良くする力があるのですね。
食品についてはわかりませんが、石鹸もシャンプーも化粧品も、天然成分を売りとしているメーカー以外は全部合成界面活性剤が使われているといってよいでしょう。
石油からできている合成界面活性剤は、洗浄力が強く油とも混ざりやすいので製品を作るうえでのメリットも大きいようです。

合成界面活性剤はいいとこ尽くめのようにみ見えますが、実は今、合成界面活性剤が問題になっているようです。
化粧品に強い界面活性剤を使えば分離しにくい化粧水や肌への馴染みがいいパウダーファンデーションができます。
合成界面活性剤を使って作られた製品は原価が安いので、当然私たちの手元に届くときにも少しは安くなるはずです。
現在、国ではかなり多くの種類の合成界面活性剤の使用が認可されています。
しかし、それと合成界面活性剤の安全性とはあまり関係がないようです。
国が禁止しない以上、合成界面活性剤を使っている企業は、例えその安全性が危うかったとしてもそれを使用することをやめないでしょう。
合成界面活性剤は原価が安くつく上に、その威力も大きいわけですから。
合成界面活性剤については、もっとこれから国全体で考えていってほしいですね。