オリエンタルラジオといえば浮かんでくるのは、「デンデンデデンデン」とテンポよく始まる「武勇伝」というネタというかネタですね。
この「武勇伝」で
オリエンタルラジオは一躍トップお笑いコンビになっていきましたが、それは一過性のものだと思われてきました。
おそらくはオリエンタルラジオといえば必ず「武勇伝」をやってくれるだろうという期待が煩わしく、本来の芸を観てもらえなくなるといった危機感があってのことでしょう。
ですからオリエンタルラジオは、自分たちでこの「武勇伝」を封印していたのですが、先輩のお笑い芸人からふられれば行う程度に今はしています。
実際にはSNCの厳しい訓練を受けてきたお笑い芸人であるというプライドもあり、自分たちの芸を「武勇伝」だけにしたくないのがオリエンタルラジオです。
ですからもっと
オリエンタルラジオというお笑いコンビの話芸を観客や視聴者に見てもらいたいと考えているようです。
ところが期待されているのが「武勇伝」ばかりでは、さすがの
オリエンタルラジオも当惑したり、もどかしさを感じているようです。
インパクトのあるネタだった分、一発屋になりかけているという危機感からオリエンタルラジオは「武勇伝」のネタを封印したわけです。
一時はかたくななほどに、この「武勇伝」をやりたがらなかった
オリエンタルラジオですが、最近は行うようになったのは余裕が生まれてきたのかもしれません。
オリエンタルラジオとしての人気がある程度定着してきたという実感がつかめてきたのかもしれませんね。
当初はぎこちなさもあった
オリエンタルラジオの話芸ではありましたが、最近は自信を持って披露しています。
オリエンタルラジオ自身の本当の「武勇伝」といえば、ボケ担当の中田が自分の所属している吉本興業を批判してのけたことではないでしょうか。
この
オリエンタルラジオの「武勇伝」は、実際にステージに行った観客しか知らないようなのですが、なかなかの度胸です。
所属しているタレントや芸人はなかなか批判が言えない吉本興業に所属しながら、オリエンタルラジオの中田は堂々と言ってのけたのですからすごいものです。
下手すれば所属事務所から干されるというリスクを背負いながら批判してのけたオリエンタルラジオも大したものです。
まさしく「武勇伝」であるこのエピソードは、自分たちの実力と人気があってこそ行うことができたのを知っているのがオリエンタルラジオです。